風邪
2017.12.22

風邪による関節痛の原因と対処法

体調が悪いときに関節が痛むという方もいらっしゃるのではないでしょうか。こちらでは、風邪(かぜ)にともなう関節痛の対処法についてお伝えします。また、風邪を治す基本行動についてもあわせてご紹介します。

風邪(かぜ)などの感染症にかかると、関節が痛くなることがあります。痛みが気になるくらいならいいですが、中には眠れないほど強く出る場合もあります。風邪をひいたときに関節が痛むのはなぜでしょうか。原因と対処法についてお伝えします。

風邪とは

風邪は、正式名称を「かぜ症状群」と言います。原因は80~90%がウイルスの感染によるもので、主な原因ウイルスにはライノウイルス、コロナウイルスがあります。また、RSウイルス、パラインフルエンザウイルス、アデノウイルスなども含まれます。

かぜ症候群は、咳やくしゃみなどで飛散する飛沫を介してウイルスが気道内に入ることで感染します。初期には鼻水、咳・くしゃみ、喉(のど)痛みなどの症状が現れることが多く、その後、発熱、頭痛、全身倦怠感などをともなう場合もあります。

風邪による関節痛の原因と対処法

上記の症状とともに、風邪などの感染症にかかると関節が痛くなる場合もあります。これは、なぜでしょうか。痛みが起こる仕組みと対処法についてお伝えします。

風邪で起こる関節痛のメカニズム

体内にウイルスが侵入すると、発痛物質であるブラジキニンが産生されます。この物質が知覚神経を刺激することで、関節痛が起こると考えられています。[1]関節痛はウイルス感染以外の原因でも起こりますが、喉の痛みや鼻水、咳の症状をともなう場合は、風邪の原因ウイルスによるものでしょう。

関節痛の対処法

風邪の症状が治まると、関節痛も自然と感じなくなっていきます。ウイルス性の風邪の場合は、安静にして水分と栄養を補給していれば、自然に治癒します。自宅療養や市販の風邪薬で様子を見てもいいでしょう。痛みが強いときは、鎮痛剤を服用してもかまいません。ただし、風邪そのものを治さない限りは一時的に痛みがなくなるだけで、根本的な治癒にはなりません。痛みを完治させるためにも、風邪の早期治癒を目指しましょう。症状が次第にひどくなってきたり、関節痛や高熱が急に現れた場合は、医療機関を受診してください。

風邪を早く治すための3原則

前述のとおり、風邪による関節痛を完治させるには、風邪を治すしかありません。これからお伝えする3つのことを意識し、早期治癒を目指しましょう。。

安静

体調が悪いときは無理をせず、休養をとりましょう。忙しくて会社や学校に行かなければならないといった場合は、睡眠時間だけでもしっかり確保するようにしてください。睡眠不足からくる疲れとストレスは、免疫力の低下を招いて風邪の治りを遅くしてしまいます。感染症にかかりやすくもなるので、具合が悪いときだけでなく、日頃から睡眠を十分にとるようにしましょう。

加湿

風邪などの原因ウイルスは、乾燥を好みます。また、鼻や喉の粘膜の防御機能も低下するため、ウイルスが増殖しやすくなります。部屋の湿度は50~60%に保ち、ウイルスが増殖しにくい環境を作りましょう。加湿器がなくても、部屋に濡れタオルを干したり、お湯を沸かすことで湿度を上げることができます。

栄養補給と水分補給

脱水症状を防ぐために、水分はこまめに摂りましょう。また、風邪を早く治すには、栄養のある食事も重要です。ただし、風邪をひくと消化機能が低下するので、消化のよいものを食べましょう。卵入りのおかゆ、野菜スープ、ビタミン類を多く含むリンゴやみかんなどの果物がおすすめです。

※風邪の回復に効果的な食事について、詳しくは『風邪をひいたときにおすすめのご飯』をご覧ください。

まとめ

体内にウイルスが入ったときの体の仕組みによって、風邪などの感染症にかかると関節痛が起こることがあります。風邪が治るとともに症状は自然と治まりますが、痛みがひどくて耐えられないときは鎮痛剤を服用するなどして対応しましょう。強い痛みが治まらなかったり、急激な痛みや発熱が見られる場合は、医療機関を受診してください。関節痛を完治させるには、風邪を治すしかありません。安静、加湿、水分・栄養補給の3原則を守り、早期治癒に努めましょう。

参考文献

  1. [1]かぜの症状にあわせた対応を学ぶ https://takeda-kenko.jp/yakuhou/backnumber/pdf/vol472_01.pdf

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