風邪
2017.11.30

喉(のど)の痛みに効果的なはちみつレシピと飲み物

古くから風邪の民間療法として活用されてきたはちみつ。近年、その効果が臨床的にも認められてきています。ここでは、はちみつが喉(のど)の痛みに効果的な理由を解説し、はちみつを使ったおすすめレシピや飲み物をご紹介します。

喉(のど)の痛みに対するはちみつの効果とレシピをご紹介します。はちみつはスーパーでも手に入る手軽な食材です。家族が喉の痛みに苦しんでいる時ときは、注意点を理解して活用しましょう。

喉が痛いときにはちみつが効くのはなぜ?

はちみつは、咳止めや痰を切るのに効果的といわれています。なぜ、はちみつは喉に有効なのでしょうか。

咳や痰にも効果的!はちみつの喉への効能

はちみつには、糖分やビタミン・ミネラル、酵素、抗酸化物質などが豊富に含まれており、それらの強い抗菌力・殺菌力によって、呼吸器系細菌の増殖が抑制できるといわれいます。よって、咳や痰の改善にも効果が期待できると言えます。

喉が痛いときにおすすめ!はちみつを使った飲み物2選

はじめに、喉が痛いとき・風邪(かぜ)気味のときの強い味方になってくれるはちみつ入り飲み物をご紹介します。

<レシピ:アップルジンジャー(1人分)>

体を温める生姜とおなかに優しいりんごに、ビタミンCで抵抗力を高めてくれるレモンを添えるとよいでしょう。

食材:りんご 1/4個/おろし生姜 小さじ1/はちみつ 小さじ1/レモン 1/8個/熱湯 100ml

  1. りんごと生姜をすりおろし、カップに入れて熱湯を注ぐ。
  2. 1にはちみつを加え、レモンを絞り入れる。

<レシピ:ハニー豆乳ラテ(1人分)>

殺菌力があるとされるカテキンを含む紅茶と合わせて、はちみつをとり入れましょう。

食材:紅茶 100ml/豆乳 50ml/はちみつ 小さじ1/シナモン 少々

  1. 豆乳を温めて、紅茶と合わせる。
  2. 1にはちみつを混ぜ、お好みでシナモンをかける。

風邪に効果的な食材と一緒に!はちみつレシピ2選

次に、風邪の回復に効果的な食材と組み合わせる、喉におすすめのはちみつレシピをご紹介します。

<レシピ:ナッツのはちみつ漬け(保存容器1つ分)>

ビタミン・ミネラルたっぷりのナッツとはちみつを合わせる、おやつにもなるおすすめレシピです。

食材:ナッツ(アーモンド・カシューナッツ・くるみ・ピーナッツなど) 適量/はちみつ 適量

  1. 保存容器を煮沸消毒する。
  2. お好みのナッツをフライパンで乾煎りして水分を飛ばす。
  3. 1に粗熱をとった2を入れ、ナッツが浸るようにはちみつをゆっくりとかける。
  4. 1週間くらい漬けたら食べ頃。

<レシピ:大根おろしハニーヨーグルト(1人分)>

免疫力の維持にも効果的なヨーグルトと、抗菌作用のあるアリルイソチオシアネートを含む大根を合わせましょう。

食材:ヨーグルト 150g/大根おろし 大さじ1/はちみつ 大さじ1

  1. 大根の皮をむいておろし器でおろす。
  2. カップにヨーグルトを入れて、1とはちみつをそれぞれ大さじ1かける。

はちみつに関するQ&A

健康効果が期待できるはちみつですが、気になる点についてお答えします。

はちみつをそのままなめてもいい?

そのままなめても問題はありません。炎症を起こしている粘膜に対しても優れた抗菌・抗炎症作用があるので、寝る前になめて寝ると喉の痛みが和らぐ可能性があります。虫歯が気になりますが、はちみつはミュータンス菌の活動を抑えるため、虫歯ができにくいといわれています。ただし、加工品ではなく100%純粋なはちみつを使うことをおすすめします。

はちみつ飴は効果ある?

飴をなめることで唾液の分泌が促されます。唾液は乾燥を防ぐだけでなく、唾液中の酵素リゾチームなどが口の中に侵入したウイルスの増加や粘膜への付着を防ぐ働きをします。はちみつは、粘膜に対しても優れた抗菌・抗炎症作用を発揮するので、はちみつ飴は唾液との相乗効果が期待されます。はちみつ100%の飴が、より効果的です。

はちみつを使用する際の注意点

最後に、はちみつの効果を最大限に得るための方法や、食べてはいけないケースについてご説明します。

はちみつが持つ効能を最大限に活かすには

はちみつは、その加工処理の方法により3種類に分けられます

  • 一切の加工処理を行わない「純粋はちみつ」  
  • 水あめや異性化糖などが人工的に加えられた「加糖はちみつ」
  • 加熱し、減圧釜などによりはちみつを脱色脱香した「精製はちみつ」

この中で一番品質がよいのは、手を加えていない「純粋はちみつ」です。「加糖はちみつ」や「精製はちみつ」のように加工を施すと、ビタミン類が壊されて本来の栄養が少なくなってしまいます。

『純粋はちみつ』であることを見分けるコツは、以下の2点です。

  • 透明度が低く、濁っていること
  • 白く結晶化している(はちみつの種類によっては結晶化しづらいものもあります)

また、熱を加えることで栄養素や酵素が壊れてしまうので、はちみつの効能を最大限に活かすには、熱を加えずに使うことをおすすめします。

はちみつを食べてはいけないケースについて

一歳未満の赤ちゃんには、絶対に食べさせないでください。はちみつは包装前に加熱処理を行わないため、ボツリヌス菌が混入していることがあります。赤ちゃんの腸内環境は未熟なため、ボツリヌス菌が腸内で増殖し、乳児ボツリヌス症を発症するおそれがあります。ほとんどの場合、適切な治療により治癒しますが、一歳未満の赤ちゃんにとってはリスクの高い食品と言えます。

まとめ

はちみつが喉の痛みや咳・痰の症状に効果的であること、風邪に効果的な他の食べ物と合わせて摂ることでより効果が高まることをお伝えしてきました。喉の調子がおかしいなと感じたら、ぜひご紹介したレシピを活用してみてください。はちみつの効果を最大限に活かすためにも、またトラブルを防ぐためにも、注意点を守って活用しましょう。

参考文献

・『ひとさじのはちみつ』 前田京子著 2015 株式会社マガジンハウス

・厚生労働省「はちみつを与えるのを1歳をすぎてから」http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000161461.html

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