インフルエンザ
2017.11.30

家族をインフルエンザから守る5つの対策と家庭内感染の予防マニュアル

冬に大流行するインフルエンザ。インフルエンザにかかってしまうと、一緒にいる家族はどうしても感染しやすくなってしまいますよね。家族がインフルエンザにかかってしまったときの正しい対処法と、うつらないようにするための予防法や環境作りをあらかじめ知っておきましょう。家族をインフルエンザから守る秘訣をご紹介します。

監修医師

監修 つかもと内科 院長  塚本雅俊先生

家族が1人でもインフルエンザにかかると、感染が広がりやすいといわれています。防ぐためには、予防対策を家族全体で行う必要があります。感染を防ぐ予防方法と、家族に感染者が出た場合の対処法をご紹介します。

家族をインフルエンザから守るには?家で行いたい5つの対策

インフルエンザにかからないために、まずは日ごろからできる5つの対策をご紹介します。

1.予防接種を受ける

家族全員で予防接種を受けるようにしましょう。予防ワクチンには、ある程度発症を防ぐ効果が認められています。予防効果を高めるためにも、できるだけ全員が受けることをおすすめします。

2.外から帰ったら必ず手洗いをする

手洗いには、付着したウイルスを物理的に除去する効果があります。そのため、インフルエンザに限らず、感染症予防の基本となります。外出から戻ったときはもちろん、食事前など、こまめに手を洗いましょう。アルコール除菌をすると、より効果的です。喉(のど)に付着したウイルスを洗い流すべく、うがいもこまめに行いましょう。

3.換気や空気清浄機の使用で浮遊ウイルスを少なくする

インフルエンザは、空気中に浮遊しているウイルスを吸い込むことでも感染することがあります(これを空気感染と言います)。部屋を閉め切っていると空気の循環が悪くなるので、換気を心がけましょう。また、空気清浄機を使うことで、浮遊ウイルスを減らすことが期待できます。

4.適度な湿度を保つ

空気が乾燥すると、ウイルスが活性化します。また、粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザウイルスに感染しやすくもなります。部屋では加湿器などを使って湿度を50~60%に保つようにし、外出時はマスクをして喉の乾燥を防ぎましょう。

5.生活習慣を整える

過労、不摂生、暴飲暴食などは、免疫力を低下させる要因となります。睡眠・栄養をしっかりとり、できるだけ規則正しい生活を心がけましょう。また、疲れたときは適度に休養をとることも大切です。

家族がインフルエンザにかかったら?家庭内感染の予防マニュアル

家族の中にインフルエンザの感染者が出た場合は、感染の拡大を防ぐよう努めなくてはいけません。ここからは、家庭内感染を防ぐ5つのポイントをご紹介します。

患者には処方された薬を必ず飲み切らせる

インフルエンザと診断されると、多くの場合、抗インフルエンザ薬が処方されます。医師の指示通りに服用し、症状がよくなっても自己判断で中断しないようにしましょう。症状が改善しても、インフルエンザウイルスの放出は続いています。薬の服用をやめると周囲への感染リスクが高まるため、注意してください。

患者は別の部屋に隔離する

感染者は、他の家族とは別の個室で静養させましょう。一般的に、発症前日から発症後3~7日間は、鼻やのどからウイルスを排出するといわれています。他の家族への感染を防ぐためにも、この期間は特に注意しましょう。学校保健安全法では、インフルエンザにかかった場合は「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで」を出席停止としています。これも、しっかり守るようにし、この間は外出しないようにしてください。

患者はマスクをつける

インフルエンザは飛沫感染(咳やくしゃみの飛沫に含まれるウイルスを吸い込むことで起こる感染)を主としているので、感染者は家でもマスクを着用させるようにしましょう。また、咳やくしゃみが出るときは、人から離れる、鼻と口を覆って人がいないところに顔を向けるなど、咳エチケットを守ることも大切です。

患者が触れたものの処理を徹底する

患者が使用したティッシュやマスクはすぐにゴミ箱に捨てるなど、適切に処理しましょう。放置すると、接触感染の原因になる可能性があります。

こまめに手を洗う

手洗いは、手指についたインフルエンザウイルスを物理的に洗い流すことができます。また、インフルエンザウイルスは、アルコールによる除去効果も高いといわれています。あわせて行うと、より効果的でしょう。

薬によるインフルエンザ予防の効果

インフルエンザは予防ワクチンだけでなく、タミフル・イナビルなどの薬を使用することでも、ある程度予防が可能とされています。感染者と同居している場合などに活用してみてもいいでしょう。ただし、保険が適用されないので、自費診療となります。

家族にインフルエンザ患者がいる場合の外への対応

家族にインフルエンザ患者がいる場合は、同居している家族にもウイルスが潜伏している可能性が高いです。そのため、たとえ発症していなくても、外に出る際はマスクをつけるなどの配慮が必要です。家族がインフルエンザに感染した場合、その同居者が出席・出勤停止になるかは、それぞれの学校や企業の規則、判断によって異なります。ウイルスが潜伏している可能性を踏まえ、家庭内に感染者が出た場合は勤め先や学校、保育園、幼稚園などに必ず報告し、今後の対応を相談してください。

まとめ

インフルエンザの感染と発症を防ぐには、外出時だけでなく、家での対策も大切となります。また、家族に感染者が出た場合は、感染の拡大をできるだけ防ぐためにも予防対策を徹底し、外への配慮も忘れないようにしましょう。

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