風邪
2017.11.01

風邪でご飯を食べない時におすすめ、1歳の赤ちゃん向け離乳食レシピ

生後から2歳頃までの赤ちゃんは成長や発達が著しいため、多くの栄養素を必要とします。この時期に風邪(かぜ)をひいてしまったら、どのような食べ物で栄養を補ってあげればよいのでしょうか?風邪の時の栄養補給について説明します。

監修医師

監修 荒木聖子先生

生後から2歳頃までは体がぐんぐん成長する時期です。そのため、この時期にはたくさんの栄養を与えてあげなければなりません。それは、風邪(かぜ)の時も同様です。むしろ、体力や免疫が低下している分、意識的に補給してあげる必要があります。ただ、風邪をひくと食欲がなくなることも多いでしょう。大人であれば無理して食べることもありますが、赤ちゃんはそうもいきません。ここでは、食欲がない時の栄養補給のコツと、おすすめのレシピをご紹介します。

食べたがらない時も栄養補給は必要

体力がない1歳の赤ちゃんは、風邪をひいた時も食事によって栄養を補給してあげることが大切です。ただし、無理に食べさせようとすると、かえって食欲不振になってしまうこともあるので、赤ちゃんが食べやすい口あたりがよいものを選んで、少しずつ食べさせてあげるようにしましょう。

風邪をひいている赤ちゃんにおすすめ!消化しやすい食べ物

赤ちゃんが風邪をひいてしまった時は、弱った胃腸に負担がかからない、消化のいいものを与えるようにしましょう。消化に悪い食物繊維や油脂が豊富なもの、冷たいものは、なるべく避けるようにします。おすすめは、米がゆ、うどんのくたくた煮などの炭水化物です。食物繊維の少ない野菜を加えると、さらによいでしょう。症状がよくなって来たら、脂の少ない鶏のささ身、白身魚、豆腐、卵などを少しずつプラスしていきましょう。

しっかり食べて早く元気になってほしい、という気持ちから焦ってしまうこともあるかもしれませんが、最初から無理をせずに、食べやすいものから少しずつ食べさせてあげましょう。それでは、消化によいおすすめのレシピをご紹介します。

うどん

<レシピ:クタクタうどん>

消化がよく、体も温まります。ニンジンとカブでビタミン補給もできるでしょう。

材料:ゆでうどん 1/6玉/ゆでたニンジンとカブの裏ごし 各大さじ2/だし 適量/醤油と砂糖 各少々

  1. うどんを短めに切り、だしでくたくたに煮込む。
  2. 醤油と砂糖で味を調え、うっすら味がつく程度にとどめましょう。味付けが濃いと脱水症状を引き起こす可能性があります。
  3. ゆでて裏ごししたニンジンとカブをのせて、できあがり。

元気になってきたら、ほぐしたささみなどを少量のせてあげてもよいでしょう。

おかゆ

<レシピ:いもがゆ>

なめらかな口あたりです。じゃがいもでビタミン補給もできます。

材料:おかゆ 大さじ2/じゃがいも 1/8個/塩 少々

  1. じゃがいもは皮をむいて、柔らかくゆでてつぶす。
  2. 1におかゆをまぜて、お湯を少々入れてのばす。
  3. 塩で味を調える。

こちらも、味付けが濃くならないよう気をつけましょう。調味料は様子を見て少しずつ入れるのがコツです。元気になってきたら、ほぐした白身魚などを少量混ぜてあげてもよいでしょう。

ヨーグルト

<レシピ:バナナヨーグルト>

乳酸菌で免疫力のサポートが期待できます。消化吸収がよく、タンパク質とカルシウムも補給できます。

材料:無糖ヨーグルト 大さじ2/バナナ 1/4本

  1. バナナはスプーンなどで細かくつぶす。
  2. 1にヨーグルトを加えて混ぜる。

ヨーグルトは吐き気を誘うこともあるので、嘔吐(おうと)などの症状がある場合は避けてください。また、加糖タイプは糖分が多いので、無糖タイプ使うことをおすすめします。

下痢、発熱、嘔吐など、症状によって食べられるものや量がかわってきますので、様子をみて食べさせてあげるようにしてください。また、アレルギーの心配があるお子様は、風邪で体力が下がっている時こそ、より注意が必要です。アレルギー食品の混入や調理器具の使い分けなど、いつもの対策をしっかり行って調理にあたってください。

果物は食べさせてもよいのか

嘔吐や下痢などの症状がある場合は、柑橘類は避けるようにしましょう。また、冷たい状態はなるべく避けることも大切です。風邪の時でも食べやすい果物をいくつかご紹介します。

バナナ
糖質が多く含まれ、消化吸収に優れています。オリゴ糖も豊富なので、整腸作用もあります。また、ビタミンB群の含有量が果物の中でもトップクラスで、免疫力を維持する効果が期待できます。スプーンなどで軽くつぶしてあげると食べやすいでしょう。
りんご
カリウムやカルシウム、鉄分、ビタミンC、リンゴ酸、食物繊維などをバランスよく含み、免疫力をサポートしてくれるといわれています。食物繊維のペクチンには整腸作用があるので、下痢などの症状にも有効です。 りんごは繊維が多く硬いので、すりおろすか小さく切って煮るなどして食べさせてあげましょう。
もも
血行をよくするナイアシンや、クエン酸、リンゴ酸が食欲増進や疲労回復に効果的です。整腸作用のあるペクチンも豊富に含まれます。 糖分が多く甘みが強いので、つぶして、おかゆやうどんなどに混ぜて薄めてあげるといいでしょう。

脱水に注意

熱や下痢、嘔吐などで水分や電解質が失われると、脱水症状になる危険があります。風邪の症状がひどい時は、様子を見ながらこまめに水分補給をしてあげましょう。経口補水液、乳児用のイオン飲料、野菜スープなど、塩分や糖分が少量含まれる水分を少量ずつ、何回にも分けて与えてください。

まとめ

赤ちゃんが風邪をひいてしまった時には、脱水症状に注意しながら、赤ちゃんにとって食べやすいものを無理せずに少しずつ食べさせてあげることが大切です。消化がよくうす味の炭水化物からはじめて、回復に合わせて少しずつ野菜やタンパク質を含む食材をプラスしていきましょう。お母さんが落ち着いて接してあげられれば、赤ちゃんも安心します。

また、赤ちゃんは大人が思っている以上に症状の進行が速いものです。あまり神経質になる必要はありませんが、ちょっとした症状でも見逃さず、異変を感じたら早めに受診しましょう。一人で対処しようとするのではなく、かかりつけの病院を受診して指導を受けると安心です。

参考文献

  1. [1]主婦の友新実用BOOKS 最新 赤ちゃん・子ども病気百科(2012)_p.28,29,39
  2. [2]ママのためのこどもの食材便利帳(2013)_p.104,70,71,75

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